

フランス海岸松の樹皮から抽出される抗酸化物質ピクノジェノールが2型糖尿病患者の血糖値を下げ、降圧薬投与量を減少させることで、心臓・血管疾患(CVD)のリスク要因を軽減する効果が確認されたという最新の研究成果が、「ニュートリション・リサーチ」(Nutrition Research)誌2008年5月号(第8巻25号)に発表されました。
全米で2000万人いるとされる糖尿病患者が、投薬治療の補助としてピクノジェノールを飲用することで症状の改善が期待できる物質であることを示唆しています。
「2型糖尿病*1患者のほとんどはコレステロールの問題を抱え、その半数は高血圧を経験しています。この研究でピクノジェノール は、糖尿病患者と健康な人々の心血管系に多くの効果があることが実証されました。ピクノジェノール を摂取すると、血小板凝集を抑制し、LDLコレステロールを下げてHDLコレステロールを高め、高血圧を改善する効果があることはすでにわかっています。しかし今回の研究結果で注目すべき点は、ピクノジェノールが患者の血糖値をも同時に改善する効果が明らかになったことです。さらに、今回の研究で初めてピクノジェノール が糖尿病患者の腎臓機能の保護にも効果がある可能性が示唆されました」
*1 : 糖尿病には大別して、すい臓の障害で血糖コントロールをするインスリンが分泌されなくなる1型とインスリン分泌量の低下やインスリン作用の不足によって起こる2型がある。2型糖尿病の発生因子は、遺伝的異常のほかに、過食、偏食、運動不足、ストレスなどの生活習慣の影響が考えられ、無症状のうちに発病する。日本では糖尿病患者の90%以上を2型糖尿病が占める。
40歳から75歳のnoninsulin-dependent2型糖尿病患者、男女48名。
患者はメトホルミン*2やスルホニルウレア剤*3またはグリタゾン系剤*4などの糖尿病治療薬とリシノプリルなどのACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)といった降圧薬を服用していたにもかかわらず、空腹時の血糖値は正常値(142mg/dL)を上回り、平均最高血圧は139mmHgでした。
二重盲検プラセボ対照試験を12週間実施しました。
被験者にはピクノジェノール(25mg、1日5回)、または同量のプラセボを投与。試験開始時、血圧と心拍数を記録し、医師が2週間ごとに検査しながら血圧を130mmHg以下に保つように降圧薬をコントロールしました。
4週間後と8週間後および12週間後に、8時間の絶食後の血漿グルコース、LDLコレステロールおよびエンドセリン-1を計測し、開始時からの変化を計測、そして毎月、ランダムに尿検査を行い、尿タンパク濃度を測定しました。
12週間経過後、ピクノジェノールを摂取したグループでは、患者の58.3%が抗圧薬を半分に減らして血圧をコントロールすることに成功しました。
また、ホルモン類似の強力な動脈収縮作用を示す血漿中エンドセリン-1は17.8%減少しました。この動脈収縮は高血圧の要因のひとつで、ピクノジェノールの摂取によりエンドセリン-1が減少したことが血圧を下げることにつながったと考えられます。
また、平均血糖値が142.3mg/dLから正常値の118.6 mg/dLと、16.7%低下しました。コレステロール値も11.9%減少し、顕著に改善しました。
ワトソン博士は、「処方薬にピクノジェノールを加えることによって、血糖値が正常レベルに戻り、患者の半数が正常な血圧に下がり、さらに58%が降圧薬の服用量を減らすことができたというのは驚くべき結果です。今回の新しい発見は、ピクノジェノール が糖尿病患者の腎臓機能をも改善すると考えられ、今後の研究が注目されます。ピクノジェノール が糖尿病の投薬治療の補助剤として用いることにより、糖尿病に関連する心疾患リスクを抑制する一助になるでしょう」と述べています。
*2 : 広く使われている血糖コントロールの薬で、主に肝臓での糖産生を抑制する。
*3 : インスリン分泌を促し血糖を下げる効果がある。
*4 : インスリン抵抗性改善薬剤の一種。
最近4年間だけでも、ピクノジェノールの糖尿病患者における健康効果に関する研究成果が数多く発表されました。
2004年3月の「ダイエビーティーズ・ケア(Diabetes Care)誌では、ピクノジェノール は血糖値を下げるにもかかわらず、インスリンレベルには影響を与えないという研究が発表され、2006年10月の「アンジオロジー」(Angiology)誌(脈管学)では、ピクノジェノール が糖尿病性微小血管障害を改善することが明らかにされています。
また、2006年7月の「クリニカル・アンド・アプライド・スロムボシス・ヘモスタシス」(Clinical and Applied Thrombosis/ Hemostasis)誌(臨床応用血栓症・止血)では、ピクノジェノール が糖尿病性下腿潰瘍を治癒すると同時に、空腹時および食後の血清グルコース値とグリコシル化血色素を下げることが示されました。
そして、それ以前の1000人以上の糖尿病患者を対象とした研究では、ピクノジェノール が網膜の毛細血管からの漏出を防ぐ可能性が示唆されています。この結果は、最終的には失明に至る糖尿病性網膜症の視力減退をピクノジェノールが抑制することを意味しています。
このようにピクノジェノールは糖尿病患者の健康にさまざまな有益な機能があることが判明してきています。
ピクノジェノールは、フランス南西部沿岸に生息する海岸松の樹皮から抽出した天然の植物エキスです。
このエキスには、プロシアニジンやバイオフラボノイド、有機酸などが含まれており、自然な健康増進効果を広範囲に発揮します。
また35年にわたる幅広い研究の結果、220件以上の研究論文や総説がピクノジェノールの原料としての安全性と有効性を裏付けています。現在ピクノジェノールは、600種類以上のダイエットサプリメントやマルチビタミン、健康食晶に含まれ、世界90カ国以上で販売されています。
詳細については、ウェブサイトwww.pycnogenol.comをご覧ください。
ピクノジェノールはホーファーリサーチ社の登録商標で、米国特許番号5,720,956/6,372,266、およびその他の国際特許で保護されています。
ピクノジェノール広報委員会事務局 (電通パブリックリレーションズ内)
担当 : 西澤朋子・戸塚令子
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※研究内容の詳細・解説については、ホーファーリサーチ社 ジェフ・ストロング博士による日本語でのご説明も可能です
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