

L-シトルリン(Citrulline)はアミノ酸の一種で、尿素回路を構成する化合物の1つです。1930年に日本でスイカの中から発見され、そのラテン語citrullusに因んで名づけられました。
野生種のスイカに特に多く含まれており、危険な活性酸素を無害化する優れた能力を持っています。アフリカのカラハリ砂漠の様な乾燥地帯の野生スイカは環境ストレスから身を守る為、高濃度のL-シトルリンを含有しています。
中国の「本草綱目」にはスイカが漢方として扱われた記述があり、利尿作用、渇きを癒す効果、解毒、熱さまし、糖尿病高血圧治療に用いられたとされています。

アルギニンの前駆体であるL-シトルリンは、体内でアルギニンに変換され、NO(一酸化窒素)の発生を促進し、血管拡張や動脈硬化抑制に効果があると期待されています。
L-シトルリンは生物の体内に蓄積されても弊害の無い「適合溶質」であると考えられています。

血管拡張作用のあるNOの血中濃度が高まると、血流が増大して心臓や脳、その他器官により多くの血液が行き渡るようになり、結果として酸素や栄養もより多く行き渡らせることができます。
NOには血管拡張作用以外にも、神経伝達物質としての働きもあり、しかも隣接するシナプス間を行き来するだけの神経伝達物質とは異なり、神経細胞全体に影響を及ぼす、いわゆる拡散性神経伝達物質で、記憶学習能力などと深く関わっていると考えられています。
一日当たり500mg~1,000mg。
| 外観 | 白色結晶性粉末 |
|---|---|
| 含有量 | 99.0~101.0% |
| 10%溶液の透明度及び色 | 透明無色 |
| 比旋光度[α]D20 | +24.5~26.5℃ |
| 塩化物含有量 | ≦0.02% |
| pH | 6.1~6.7 |
| 乾燥減量 | ≦0.20% |
| 強熟残物 | ≦0.10% |
| 硫酸塩 | ≦0.02% |
| アンモニウム | ≦0.02% |
| 鉄 | ≦10ppm |
| 重金属(Pb) | ≦10ppm |
| ヒ素 | ≦1ppm |
| カドミウム | ≦2ppm |
| 水銀 | ≦0.5ppm |
| 一般生菌類 | ≦1.500cfu/g |
| 酵母菌・カビ | ≦200cfu/g |
| サルモネラ菌 | 陰性 |
| 大腸菌群 | 陰性 |
| 黄色ブドウ球菌 | 陰性 |
| 緑膿菌 | 陰性 |
2007年8月17日厚生労働省は『医薬品的効能効果を標ぽうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)』の食品衛生法上の取扱いの改正についてと題する課長通知(食安基発第0817001号)として、L-シトルリンを「一般に食品として飲食に促される物であって添加物として使用されるもの」に分類しました。
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