

1951年に発見され、ビタミンの一種として理解されていたαリポ酸(チオクト酸)は、ヒトの体内で生成され、強力な抗酸化作用を持つとして知られています。 また、他の抗酸化剤(ビタミンC、E、グルタチオン)などを活性化させる作用もあります。 さらに、ビタミンCやビタミンEが足りないときにその効果を発揮するとも言われています。
このように有用なリポ酸ですが、加齢とともに体内での合成が滅少していきます。 リポ酸はビタミンCやEの400倍の抗酸化力があり、水にも脂にも溶け、分子量も小さいために体の至る所に浸透し抗酸化作用を発揮します。 他のビタミンは水溶性か脂溶性のためにその慟きは、リポ酸に比べて限定されます。

リポ酸は肝臓や発酵食品に多く含まれ、又腸内細菌によっても生体内で生成される生体由来の成分です。
しかしながら、実際の製造は合成工程により製造されています。

チオクト酸(α-リポ酸)はビタミンC、Eなどと同様に非常に強力な抗酸化物質です。
1951年に発見され、ミトコンドリア内のクレブルサイクルの中でエネルギーの産生を高める補酵素としての役割を果たす事が分かっていました。
1980年後半になるまでチオクト酸が非常に強力的な抗酸化物質である事が見過ごされ、ここ数年になってチオクト酸の研究が急激に進み、昨年、元カリフォルニア大学バークレー校の分子細胞学教授レスター・パッカー博士が「フリーラジカルバイオロジー&メディシン」に長い論文を発表しています。
チオクト酸が他の抗酸化物質と大きく異なる点は、ビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性であるが、水溶性、脂溶性の両方の分野での活性酸素を消去することです。
最近の論文によるとチオクト酸は体内で一部ジハイドロチオクト酸に変換されるが、両方とも非常に強力な活性酸素の一種である過酸化亜硝酸塩ラジカルを消去することである。
この過酸化亜硝酸塩ラジカルは、動脈硬化症、肺疾患、慢性的炎症や神経系の失調症などの進行に大きく関与している。このチオクト酸は抗酸化物質の相乗効果をもたらす事から、レスター・パッカー博士が好んで云う「体内の抗酸化ネットワーク物質」と云われる由縁でもある。
チオクト酸は直接的にビタミンC、グルタチオン、そしてコエンザイムQ10を再活性させ、又それらの代謝能力を延長させると同時に間接的にビタミンEを再活性させます。
ドイツではチオクト酸(a-リポ酸)は糖尿病から起因する末梢神経細胞障害の医薬品として認可されている。 血管内からブドウ糖を除去する速度を早め、少なくともインシュリン抵抗性を高めたり、冠動脈心臓疾患や肥満の場合に発生するインシュリン抵抗性を減少させる役割がある。
リポ酸は糖尿病に有用とされており、特にわが国に多い2型糖尿病においてリポ酸は糖の取り込みを増やし、糖の代謝を正常化させると考えられています。
また、血液脳関門を通過し、脳細胞に働きかけることができるため、脳血管障害による脳の障害に対して有効であると考えられます。 化粧品にも配合した場合はシミやシワを薄くし、皮膚の血液循環を良くし肌の色を均―化し、開いた毛穴を小さくしてきめ細かな肌にする作用があります。
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